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『環境監視』 106-110号の要約

110号 2006年8月10日発行
タイトル 日本における既存アスベスト対策 -アジアアスベスト国際会議2006の報告-
著 者 中地 重晴
要 約 7月にタイでアジアアスベスト国際会議が開催された。筆者は吹きつけアスベスト問題やアスベスト含有建材の問題など、日本における既存アスベスト対策について報告を行った。その内容を中心に、日本の現状について解説する。
タイトル チェルノブイリ原発事故20年(2):被曝と健康被害の大きさ
著 者 今中 哲二
要 約 チェルノブイリ事故では、現場に居合わせた原発職員や消防士に急性放射線障害が起き、事故処理作業者や事故直後避難民など、多数の被災者を生み出した。放射能汚染の影響として、周辺国では甲状腺ガンの増加が見られている。筆者は、チェルノブイリ事故による死者数は、間接的な影響も含めると約10~20万人であると見積もっている。
タイトル

化学物質管理政策をめぐる日本の動き(2) -環境省の委員会報告-

著 者 中地 重晴
要 約

今回は、PRTR(環境汚染物質排出移動登録)制度と化学物質排出把握管理促進法の見直しをテーマとする、環境省の委員会について報告する。PRTR制度が開始されて5年が経過したが、PRTR集計公表データが有効活用されているとは言い難く、データ推計方法や国民への情報提供など、改善すべき課題が色々考えられる。市民にとって役立つ制度という観点から、法制度の問題点を指摘している。

109号 2006年6月10日発行
タイトル チェルノブイリ原発事故20年(1):何がおきたのか
著 者 今中 哲二
要 約 この4月でチェルノブイリ原発事故から20周年を迎え、マスコミにも大きく取り上げられた。20年の機会に、チェルノブイリ事故の内容と影響についてまとめの報告を行う。事故当時の様子について、事故発生から事故処理、高汚染地域などを詳しく解説している。
タイトル 第1次掘削が終了に近づいた豊島の無害化処理 -豊島の現状報告(6)-
著 者 中地 重晴
要 約 豊島廃棄物の無害化処理施設が本格稼動し、約3年が経過した。香川県は、無害化処理は順調に進んでいるとしているが、処理が計画通りに進行するかは不明である。沈砂池からのダイオキシン類の流出事故など、この1年間の無害化処理の現状や、豊島学(楽)会設立についての報告。
タイトル

化学物質管理政策をめぐる日本の動き(1) -産業構造審議会の小委員会について-

著 者 中地 重晴
要 約

化学物質管理政策をめぐる動きについて、世界と日本の現状を紹介する。EUのREACH(化学品の登録、評価、認可)制度や、アメリカのTSCA(有害物質規制法)についての解説、ならびに本年5月に産業構造審議会の中に設けられた、化学物質管理政策を検討する小委員会を紹介し、検討すべき課題について言及している。

108号 2006年4月10日発行
タイトル 降雨の影響大きい鴨川、西高瀬川 -2005年夏季降雨調査の報告-
著 者 中地 重晴他
要 約

「淀川水系の水質を調べる会」では、桂川の支流である鴨川と西高瀬川について、2005年夏季に降雨の影響調査を行った。鴨川と西高瀬川では、降雨時に有機物汚濁の指標であるBODやCODなどの増加が見られた。また、流量を考慮した汚れの総量(汚濁負荷量)から見ても、晴天時にたまっていた有機物が、降雨によって流域から大量に流れ出すことが分かった。西高瀬川は京都市下水道の放流水の影響を大きく受けることが分かった。降雨による影響については、河川によって水質や汚濁負荷の変動に差があることが分かった。

タイトル 有害化学物質の排出量・移動量は減少傾向にあるのか
-PRTR第4回集計公表データからわかること- 
著 者 中地 重晴
要 約 2006年2月、国による2004年度分のPRTR(環境汚染物質排出移動登録)データ公表が行われた。2004年度は、届出事業者からの有害化学物質の排出量、移動量がともに減少していたが、届出対象外排出量が増加したために、合計では若干減少ということになっていた。この集計公表データをどう捉えるのか、04年度の傾向を解説し、問題点をまとめた。

107号 2006年2月10日発行
タイトル 部分撤去で揺れる日本最大級の岐阜市椿洞産廃不法投棄
著 者 中地 重晴
要 約 岐阜市椿洞の産廃処分場において不法投棄が発覚し、岐阜市による詳細調査が行われた。その結果、日本最大の不法投棄量であることが明らかとなったが、有害廃棄物は確認されず、その点を理由に部分撤去という対策案が提案された。しかし、調査には様々な問題点が見受けられ、岐阜市の調査は不十分であると考えられる。この間報告された岐阜市の調査結果、および処理方法の検討結果における問題点をまとめた。
タイトル メコンデルタにおける労働安全・環境改善活動に参加して -ベトナム・カント市訪問記-
著 者 中地 重晴
要 約 ベトナムのメコンデルタの中心都市カント市にある、カント省衛生局労働衛生環境センターの自主参加型職場改善活動に参加するため、2005年に3回にわたってベトナムを訪問した。日本のNPOなどがカント市において支援してきた取り組みや、様々な参加型活動、ベトナムで行った農薬調査などについての報告。
タイトル

神戸空港~開港するな、撤去せよ!

著 者 讃岐田 訓
要 約 神戸空港は神戸市が経営する市営空港であるが、財政収支の問題、需要予測の下方修正、騒音公害など、様々な問題点を抱えている。さらに、飛行の安全を確保することは難しいと考えられ、また軍事空港化する公算が強まってきている。神戸空港埋め立ては大阪湾の水質汚染を加速しており、このような問題だらけの空港は、島ごと撤去させるべきである。

106号 2005年12月10日発行
タイトル 水上バイクが琵琶湖に与える影響 -琵琶湖調査団調査報告-
著 者 市原 真紀子他
要 約 琵琶湖調査団では、今年は水上バイクが琵琶湖に与える環境影響について調査を行った。水上バイクの排ガス由来である VOC (ベンゼン、キシレン、トルエン)は、水上バイク走行により明らかな濃度の増加が見られた。騒音調査結果からは、岸辺近くでの走行台数が多い時には、一時的に条例(琵琶湖ルール)違反が起きていることが確認された。
タイトル 合宿 琵琶湖市民大学 報告
著 者 伊藤 耕二
要 約 琵琶湖調査団が中心となって、琵琶湖のほとりで環境について学び、体験する「合宿 琵琶湖市民大学」を昨年に引き続き開催した。 2 回目である今年は、プログラムとして調査実習、講義に加えてワークショップを行い、より活動的な合宿となった。
タイトル

撤去処理の始まった青森岩手県境産廃不法投棄現場

著 者 中地 重晴
要 約 日本最大の不法投棄といわれる青森岩手県境の産廃不法投棄現場を見学した。現場では、青森、岩手両県による廃棄物の撤去、無害化処理が始まっていた。不法投棄事件の経過とその内容、原状回復の進捗状況などについて報告している。

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