化学物質管理政策をめぐる日本の動き(2) -環境省の委員会報告-
今回は、PRTR(環境汚染物質排出移動登録)制度と化学物質排出把握管理促進法の見直しをテーマとする、環境省の委員会について報告する。PRTR制度が開始されて5年が経過したが、PRTR集計公表データが有効活用されているとは言い難く、データ推計方法や国民への情報提供など、改善すべき課題が色々考えられる。市民にとって役立つ制度という観点から、法制度の問題点を指摘している。
化学物質管理政策をめぐる日本の動き(1) -産業構造審議会の小委員会について-
化学物質管理政策をめぐる動きについて、世界と日本の現状を紹介する。EUのREACH(化学品の登録、評価、認可)制度や、アメリカのTSCA(有害物質規制法)についての解説、ならびに本年5月に産業構造審議会の中に設けられた、化学物質管理政策を検討する小委員会を紹介し、検討すべき課題について言及している。
「淀川水系の水質を調べる会」では、桂川の支流である鴨川と西高瀬川について、2005年夏季に降雨の影響調査を行った。鴨川と西高瀬川では、降雨時に有機物汚濁の指標であるBODやCODなどの増加が見られた。また、流量を考慮した汚れの総量(汚濁負荷量)から見ても、晴天時にたまっていた有機物が、降雨によって流域から大量に流れ出すことが分かった。西高瀬川は京都市下水道の放流水の影響を大きく受けることが分かった。降雨による影響については、河川によって水質や汚濁負荷の変動に差があることが分かった。
神戸空港~開港するな、撤去せよ!
撤去処理の始まった青森岩手県境産廃不法投棄現場